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アーティスト

  • 2019年12月9日

芸術家にとって作品は、自尊心の主要な源泉として機能する「分身」のような存在

一昨日、大学の試験を受けました。今回はその時にまとめたレポートの中から、作品と作者(作家である芸術家)との関係について論じたものを記事に致します。 作品と作者との関係~物理的要素編 作品と作者との関係について、まずは物理的な要素について考える。この場合両者の関係は、主に造形芸術と […]

  • 2019年10月30日
  • 2019年11月24日

排除アートという名称から窺える世間一般におけるアートのイメージと、アート業界におけるそれとの乖離

今回の記事は大学のレポートとなります。事前にこのテーマに取り組むことをSNSに投稿したところ、多くの方から関心を寄せていただきましたので、特別に公開することに致しました。 (読みやすいように改行や見出しを加えています) 論旨 アートあるいはアート作品の定義は、アート業界内において […]

  • 2018年11月22日
  • 2019年1月4日

「西洋的芸術概念とその解体 ——— 現代アート世界の観察報告」講義メモ

西洋的芸術概念とその解体 ——— 現代アート世界の観察報告。先月開催されたヴォルフガング・ウルリッヒ氏の連続講演で、講演内容は次の通りです。 特別講演|西洋的芸術概念とその解体 ——— 現代アート世界の観察報告 レクチャー1|流行か、政治的アクティヴィズムか —— 現代アーティス […]

  • 2018年10月13日
  • 2018年10月14日

刺繍作家 前野めり〜アウトサイダーな作家としての生き方

今日、興味深い作家の方にお目にかかりました。 ギャラリーダズルで個展を開催中の前野めり氏です。 前野めり氏の作品は刺繍で仕上げられていますが、典型的な刺繍作家とは異なり、一貫して黒糸のみで編み込まれたモノトーンの作品を作り続けているそうです。 (一部、差し色として一色だけ色糸が使 […]

  • 2018年6月23日
  • 2018年6月25日

アーティストバイオグラフィーの書き方の参考になるページ

少し前に「私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明」という記事を書きましたが、そのアーティストバイオグラフィーの書き方の参考になりそうなページを見つけました。 先日までスパイラルホールで開催されていた「近くへの […]

  • 2018年6月14日
  • 2018年6月14日

私説:アートは世界共通言語などではない。言語の壁は予想以上に厚い

今回の記事は「いたみありさ著『学校では教えてくれないアーティストのなり方』〜海外で活動するためのノウハウを分かりやすく紹介」「私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明」の補足的な内容です。 2つの記事で取り上げ […]

  • 2018年6月12日
  • 2018年6月18日

私説:アートの枠組みだけで物事を判断していると、既存のものをアートと定義し直しただけの作品が出来上がってしまいかねない

今回の記事はアートの定義に関する考察ですが、ただしそれはアーサー・C・ダントーらの批評家が考えるアートの定義よりも、もっと現場レベル、つまりしばしば彼らの定義に先立ちアートの定義の拡張を試みるアーティストから見たアートのイメージに近いものを対象としています。 なお記事の構成として […]

  • 2018年5月23日
  • 2018年5月27日

私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明

海外の活動では必須とされるアーティストバイオグラフィー 前回紹介した『学校では教えてくれないアーティストのなり方』で、海外で活動するためにはアーティストバイオグラフィーが欠かせない点が強調されていました。 同書によれば80年代から使われ始め、今ではギャラリーから最初に要求されるほ […]

  • 2018年4月18日
  • 2018年4月26日

川口幸也編『展示の政治学』〜俯瞰的な視点から展示の力関係(権力構造)を考察し、かつ展示者やアートプロジェクトの暴力性をも取り上げた良書

『展示の政治学』を購入したきっかけ 川口幸也編『展示の政治学』、今週から読み始めた本です。 本書を購入したきっかけは、川口さんの思想を知りたかったからです。 川口さんのことは2015年より在籍している京都造形芸術大学のウェブスクーリング科目の教科書『芸術教養シリーズ8 アジア・ア […]