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Art History and Art Theory

  • 2018年9月12日
  • 2018年9月13日

私説:アートとデザイン、エンターテイメントとでは、意味内容の伝達の重要度に大きな違いがある

以前に「映像作品への個人的な印象〜@イメージフォーラムフェスティバル2018」の2ページ目で、いわゆるアート性の強い映像作品や写真作品と、エンターテイメント性の強いドラマや映画とを比較し、両者には情報の受け手の解釈のバラツキに大きな違いがあることを考察しました。 今回はその内容を […]

  • 2018年6月14日
  • 2018年6月14日

私説:アートは世界共通言語などではない。言語の壁は予想以上に厚い

今回の記事は「いたみありさ著『学校では教えてくれないアーティストのなり方』〜海外で活動するためのノウハウを分かりやすく紹介」「私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明」の補足的な内容です。 2つの記事で取り上げ […]

  • 2018年6月12日
  • 2018年6月18日

私説:アートの枠組みだけで物事を判断していると、既存のものをアートと定義し直しただけの作品が出来上がってしまいかねない

今回の記事はアートの定義に関する考察ですが、ただしそれはアーサー・C・ダントーらの批評家が考えるアートの定義よりも、もっと現場レベル、つまりしばしば彼らの定義に先立ちアートの定義の拡張を試みるアーティストから見たアートのイメージに近いものを対象としています。 なお記事の構成として […]

  • 2018年5月23日
  • 2018年5月27日

私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明

海外の活動では必須とされるアーティストバイオグラフィー 前回紹介した『学校では教えてくれないアーティストのなり方』で、海外で活動するためにはアーティストバイオグラフィーが欠かせない点が強調されていました。 同書によれば80年代から使われ始め、今ではギャラリーから最初に要求されるほ […]

  • 2018年5月7日

私説:芸術写真としてのポートレイトでは被写体となる人物が多分にモノ化されている

今回は「アート写真における写真家と作品モデルとの権力構造についての考察」を書いていて気づいたことを記事にします。 またこの内容を後日、先の記事の2ページ目で参照する予定です。 被写体の人物から見られていることを意識すると、緊張して撮れなくなる 私は今でこそポートレイトの作品を多く […]

  • 2018年5月6日
  • 2019年1月15日

アート写真における写真家と作品モデルとの権力構造についての考察

今回は予定を変更して、アート写真における写真家と作品モデルとの権力構造について検討してみたいと思います。 また権力の不均衡が大きな影響をもたらすトラブルの身近な事例としては、セクハラやパワハラなどのハラスメントがありますが、アート業界ではこれらの要因に加えて、アートの価値がさらに […]

  • 2018年5月2日

自身の意図せざる写真のフォーマリズム的志向に直面

今回の記事は「鑑賞から体験へ、作品から装置へ」の最後で述べた(写真の)フォーマリズムに関する新たな知見についてです。 装置志向ではあっても、それを実現するためのスキルは皆無… 前回の記事にあるように、来場者に作品を鑑賞するという枠組みから逸脱するような体験をしていただくことを志向 […]

  • 2018年4月26日
  • 2018年4月26日

『展示の政治学』〜キリスト教美術の偶像崇拝・聖像・イコン・聖遺物などの意味や歴史が分かりやすく書かれた本

今回も先日紹介した『展示の政治学』に関する記事です。 同書の第3章では「画像の展示と秘匿」と題して、キリスト教美術における偶像崇拝・聖像・イコン・聖遺物などの重要な概念の意味や歴史について、ベンヤミンの礼拝的価値の理論を参照しつつ考察されています。 西洋美術史の理解に欠かせないキ […]

  • 2018年4月23日
  • 2018年4月23日

私説:戦後日本の(美術)教育で求められてきたのは民主主義ではなく、汚れなき楽園のような社会ではないのか

前回の記事「ARCOT2018感想〜総じてメッセージが分かりやすかったコロンビアのアーティストの作品」を書いていた時に、コロンビアの美術教育と比較する形で、私自身の高校時代の美術の時間のことを思い出していました。 高校の美術では描き方を教わった覚えがない… 覚えている限り、当時の […]

  • 2018年4月10日
  • 2018年4月10日

私説:日本で作品は売れなくても写真集は良く売れるのは、絵柄を買っているからでは

前回の記事「私説:アウラと関連づけられるのは芸術作品の礼拝価値ではなく展示価値の方であり、複製技術の進展とも相関性の低い概念」で引用したベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』の中に、もう1つ次のような興味深い記述があります。 20世紀前半までは斬新な技術として持て囃された写真の複 […]