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Art History and Art Theory

  • 2018年4月7日
  • 2018年4月8日

私説:アウラと関連づけられるのは芸術作品の礼拝価値ではなく展示価値の方であり、複製技術の進展とも相関性の低い概念

これまで旧ブログに、ヴァルター・ベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』について批判的な記事をいくつか書いてきましたが*、ベンヤミンの理論にはもう一つ腑に落ちないことがあります。 それはアウラと芸術作品の礼拝価値とを結びつける彼の考え方についてです。 *関連ブログ: ベンヤミン『複 […]

  • 2018年4月3日
  • 2018年4月3日

私説:作品の鑑賞態度は個人単位でも一律ではなく、様々な要因の影響を受けて変化している

今回は一昨日の投稿「ART TRACE GALLERY「足下から空を蹴る」感想」を書いた後に気づいたことを投稿します。 少し前に自分の鑑賞態度が「作品コンセプト最重視」へと変化したことに気づく 以前に「私説:作品の制作スタンスは「関心」を通じて鑑賞の仕方にも反映される」で、私の制 […]

  • 2018年3月29日
  • 2020年7月7日

理想的自然の模倣(ミーメーシス)を通じて中世までの古代ギリシヤ・ローマ美術礼賛の理由が腑に落ちる

中世ヨーロッパの人々の、古代ギリシヤ・ローマ美術礼賛の態度 ムサビや京都造形で西洋美術史を学び始めてから知ったことの1つに、中世ヨーロッパの時代までの、過去に絶対的な価値を置き、古代ギリシヤやローマ時代の美術を礼賛する態度があります。 確かに現代人の私にも、当時の大理石の造形物な […]