C. G. ユング著『転移の心理学』

次回は錬金術のテキスト『哲学者の薔薇園』の挿絵のシリーズ作品をQ芸術劇場で撮影

今後の制作についてのお知らせです。

本日まで所属のART TRACE GALLERYで開催されていたグループ展「Take me to your home」には、写真にあるユングの『転移の心理学』で解説されている中世の錬金術のテキスト『哲学者の薔薇園』に掲載された挿絵の1枚目「メルクリウスの泉」に秘められた象徴の中から、ウロボロスを表象した作品を展示していました。

次回作はQ芸術劇場で撮影

作品制作に関する今後の予定としては、同テキストの2枚目以降の挿絵の作品化のため、今月末にまたパーフォマーの方にご協力いただき撮影する予定です。
場所はパフォーミング・アーツ業界の方でしたらご存知でしょうが、成城学園前のQ芸術劇場という多目的スペースです。

パフォーマンスは相良ゆみさんと水村瑠根さんに依頼

また作品制作にご協力いただく方は、2018年のトキ・アートスペースでの個展「症状の肖像」でもお世話になった相良ゆみさんと水村璃根さんです。

ユングの解釈によれば、2枚目以降の挿絵では、錬金術のプロセスが対立物の結合という概念で説明がなされているため、お二方にはそれぞれの対立物を象徴する存在になっていただきます。

なお2枚目以降の挿絵には、しばらく棺桶が登場するため、時間が許す限り複数枚の挿絵の象徴を撮影する予定です。

C. G. ユング著『転移の心理学』
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