いたみありさ著『学校では教えてくれないアーティストのなり方』

私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明

アーティストバイオグラフィーが三人称で記述されねばならないことについては腑に落ちない

ただ、そのアーティストバイオグラフィーが三人称で記述されねばならないことについては腑に落ちませんでした。
伝記とはいえ自分自身のことを書くためです。

そのため三人称でなければならない理由をネットで調べてみましたが、理由まで書かれているページは見当たらず、強いて挙げれば音楽のサイトに「自己を客体化する三人称の歌詞」旨の記述がありましたので、恐らく自分を客観視して記述するための方策ではないかと考えられます。

またもしかしたら自分を客体化した文章の構文が、英語では必然的に三人称になるということなのかもしれません。

自己分析の習慣から一人称でも特に不自由もなく自分を客観視し、その内容を記述できてしまう

ところがこれは特殊なケースかもしれませんが、私は心理職の仕事に就き、しかも心を分析することに重きを置く精神分析的なアプローチに慣れ親しんでいるため、特に三人称を用いず一人称のままでも特に不自由なく自分を客観視し、かつその内容を記述できてしまいます。
(今でも時々そうして自己分析をし、その内容を自己分析のブログに掲載していますし、このようなスキルがないと逆に仕事になりません)
ですから余計に三人称で記述する必要性を感じないのかもしれません。

ちなみに一人称の方がしっくりくるのは、たとえ客観視した内容であっても、それは自分自身の事柄に他ならないからです。

いたみありさ著『学校では教えてくれないアーティストのなり方』
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