作品「メルクリウスの泉」の8つ目の象徴〜ウロボロスの候補作品4

作品『哲学者の薔薇園』制作日誌9〜1つ目の挿絵「メルクリウスの泉」のウロボロスの象徴候補作品

「メルクリウスの泉」の8つ目の象徴〜ウロボロス

作品『哲学者の薔薇園』制作日誌その9。
今回は第1の挿絵「メルクリウスの泉」の、メルクリウスのウロボロス的性質の象徴を表現する作品です。

『哲学者の薔薇園』第1の挿絵「メルクリウスの泉」

ウロボロスとは、自分の尾を噛んで環となった蛇もしくは竜のことで、この象徴は挿絵の水槽から上昇するメルクリウスの泉が、再び同じ水槽に戻る循環的な性質を示しています。

作品「メルクリウスの泉〜ウロボロス」の候補作品

このウロボロスの循環的な性質を布を用いることで表現し、次のような作品を撮影しました。

4つ目の作品などはベンゼン環を連想させます。
ベンゼン環とは、ベンゼンなどの芳香族化合物に含まれる6個の炭素原子からなる正六角形の構造のことで、発見者のアウグスト・ケクレは、この構造を夢の中に出て来たウロボロスの蛇から着想したことが知られています。

今回の投稿で1つ目の挿絵「メルクリウスの泉」に関する候補作品がすべて出揃いました。
これらの中から何点かを、明日が応募締切のドバイのアートフェアの選考に提示する予定です。
結果が判明しましたら、またお知らせ致します。

作品「メルクリウスの泉」の8つ目の象徴〜ウロボロスの候補作品4
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