作品「メルクリウスの泉〜錬金術の胎児(ホムンクルス)の成長」の候補写真2

作品『哲学者の薔薇園』制作日誌2〜1つ目の挿絵「メルクリウスの泉」の錬金術の胎児(ホムンクルス)の成長の象徴候補写真

「メルクリウスの泉」の2つ目の象徴〜錬金術の胎児(ホムンクルス)の成長

作品『哲学者の薔薇園』制作日誌その2。
今回は第1の挿絵「メルクリウスの泉」の暗いカオスの海で満たされた水槽の中で、錬金術の胎児(ホムンクルス)が成長する象徴の表現作品です。

『哲学者の薔薇園』第1の挿絵「メルクリウスの泉」

上の挿絵の丸い水槽部分が、錬金術の神秘的なプロセスが生成する容器であり、その容器は子宮とも呼ばれているため、錬金術のプロセスも人間の成長に例えられ、それゆえ前述のような例えが使われています。

作品「メルクリウスの泉〜錬金術の胎児(ホムンクルス)」の候補作品

前述の錬金術の象徴「錬金術の胎児(ホムンクルス)の成長」の候補作品として、次の3点をセレクトしました。

成長すると言ってもまだ胎児の段階ですので、あまり動きが大き過ぎない方が良いように思え、また成長そのものではなく、その予感を表現するという手もあるので悩ましいところです。

参考文献

カール・グスタフ・ユング著『転移の心理学【新装版】』、みすず書房、2016年

作品「メルクリウスの泉〜錬金術の胎児(ホムンクルス)の成長」の候補写真2
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