- 2019年12月9日
芸術家にとって作品は、自尊心の主要な源泉として機能する「分身」のような存在
一昨日、大学の試験を受けました。今回はその時にまとめたレポートの中から、作品と作者(作家である芸術家)との関係について論じたものを記事に致します。 作品と作者との関係~物理的要素編 作品と作者との関係について、まずは物理的な要素について考える。この場合両者の関係は、主に造形芸術と […]
一昨日、大学の試験を受けました。今回はその時にまとめたレポートの中から、作品と作者(作家である芸術家)との関係について論じたものを記事に致します。 作品と作者との関係~物理的要素編 作品と作者との関係について、まずは物理的な要素について考える。この場合両者の関係は、主に造形芸術と […]
以前に「映像作品への個人的な印象〜@イメージフォーラムフェスティバル2018」の2ページ目で、いわゆるアート性の強い映像作品や写真作品と、エンターテイメント性の強いドラマや映画とを比較し、両者には情報の受け手の解釈のバラツキに大きな違いがあることを考察しました。 今回はその内容を […]
今回の記事は「いたみありさ著『学校では教えてくれないアーティストのなり方』〜海外で活動するためのノウハウを分かりやすく紹介」「私説:アーティストバイオグラフィーはセルフブランディングに欠かせないアーティストとしてのアイデンティティの表明」の補足的な内容です。 2つの記事で取り上げ […]
多くの写真家の作品と比較できたことで、自分の作品をより客観視できた 今日、ビリケン商会の展示を見た後にスパイラルガーデンを覗くと何か展示されていたので、入ってみると「Another Tokyo」という写真のグループ展を開催していました。 ミニチュアのような写真を撮る本城直季さんを […]
今回は「アート写真における写真家と作品モデルとの権力構造についての考察」を書いていて気づいたことを記事にします。 またこの内容を後日、先の記事の2ページ目で参照する予定です。 被写体の人物から見られていることを意識すると、緊張して撮れなくなる 私は今でこそポートレイトの作品を多く […]
今回は予定を変更して、アート写真における写真家と作品モデルとの権力構造について検討してみたいと思います。 また権力の不均衡が大きな影響をもたらすトラブルの身近な事例としては、セクハラやパワハラなどのハラスメントがありますが、アート業界ではこれらの要因に加えて、アートの価値がさらに […]
またまた嬉しいお知らせです。 1月から2月にかけてドバイのCHI-KAで開催されていたNEW JAPAN PHOTO 5で、下の画像のシリーズ「症状の肖像」の作品2点がそれぞれ3点ずつ、計6点も売れました♪ 同イベントはドバイのアートフェアの一環として開催されたものです。 このイ […]
前回の記事「私説:アウラと関連づけられるのは芸術作品の礼拝価値ではなく展示価値の方であり、複製技術の進展とも相関性の低い概念」で引用したベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』の中に、もう1つ次のような興味深い記述があります。 20世紀前半までは斬新な技術として持て囃された写真の複 […]