写真家 田尻健二のウェブサイト(Ver.3)。撮影した写真・展示情報・写真をはじめとしたアート情報などを掲載。今後の展示予定:2018年8月9日〜10月末(予定) NEW JAPAN PHOTO at HOTEL THE KNOT Shinjuku、8月21日〜8月25日 Pleiades Gallery at NY「We」、11月12日〜11月18日 トキアートスペース 個展「症状の肖像」

ノイバウテンの『Kollaps』を素材とした作品の失敗の原因が判明

今回の記事は「ノイバウテンの『Kollaps』を素材とした作品の試作は残念ながら失敗…」の続報です。

その後ギャラリーにて、シャッタースピードを変えるなどして撮影し直した最初のカットがこちらです。

『Kollaps』失敗作

コンセプトは、ノイバウテンの激しいノイズミュージックの有様を動きで表現するというものであるにも関わらず、映し出された画像からはまるでそれが感じられません。

フラットな空間で撮影しても動きは表現できない

こうなってしまったのは、一度理解できてしまえば常識と思えることですが、失敗の原因は被写体となるギャラリーがコントラストのほとんどないフラットな空間であったためです。

これを極端なケースで考えてみますと、Adobeのイラストレーターで真っ黒な図形を描いて大きくプリントし、それに面光源を当てて完全に明暗の差がない状態を作り上げることに成功すると、カメラをどんなに激しく動かして撮影しても、その動きは映らないということです。
これはすべての部分が同じRGBの値となっているためです。

コントラストがハッキリとしたモチーフの方が動きを表現しやすい

ですから、フラットな空間の方が何を被写体としているのか分からず、その結果楽曲に合わせたカメラの動きそのものが映し出されるとの私の目論見はまったくの見当違いで、むしろコントラストがハッキリとしたモチーフを被写体として選んだ方が望んだ結果が得られるのでした。

ですので今後は自宅をあえて散らかして同様の撮影に臨もうと考えています。




写真家 田尻健二
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