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ART TRACE GALLERY「カナタのてざわり」の感想記事。
1ページ2ページのコヤマイッセーさん、3ページの長谷川美祈さん、4ページの橋本佐枝子さんに続き、最後は馬見塚喜康(まみつか よしやす)さんの展示作品の感想です。

馬見塚さんの展示スペースには、窓から見える外の景色や室内の光景を描いた絵画作品が十数点並んでいました。

最初はどの作品も対象の輪郭がぼんやりとしており、それが走馬灯のような雰囲気に感じられたため、今回のグループ展のキーコンセプトの「てざわり」に対して、記憶という観点からアプローチしたもののように思えました。

しかしさらに眺めていると、どの作品にも人がまったく登場しないことに気づき、しかし窓の内側には料理道具など、そこに人間が暮らしていることがひしひしと伝わってくる光景が描かれていることから、もしかしたら馬見塚さんは(人の)気配というものに惹きつけられている作家さんなのではないかと感じました。

ART TRACE GALLERY「カナタのてざわり」公式ページ

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