昨日、美容室でPenの4月15日発売号「忘れられない写真。」を読み、内容が気に入ったので帰りに紀伊国屋書店で購入しました。
内容は特集のタイトルにもあるように、各界の著名人がご自身の忘れられない写真を1枚ないし数枚紹介するというもので、写真やアート業界以外のクリエイターの方も多数登場しています。
中には多木浩二さんのように、本職が評論家で「忘れられない写真」にセレクトされている方もいらっしゃいます。
『中野本町の家』と題された、とても素敵な写真です。
またセレクトされた写真も、ゲイリー・ウィノグランドのように、よく知られた作品とはかなり趣の異なる作品が紹介されていたりします。
個人的には、昨年からパフォーマーの方に協力いただき、シチュエーションを作り込んで撮影する機会が増えているため、ヘルムート・ニュートンらファッション写真の大御所の作品が参考になりました。
ティム・ウォーカーの作品に添えられた「脳内ファンタジーを具現化するには相当なパワーが必要」との文言は日々痛感しています…
目利きの鑑賞者とも言える多数の著名なクリエイターが「どの写真を」「どのような理由で」忘れがたいと感じるのかが記された本誌は、とても参考になると思います。
すでにバックナンバー扱いとなっておりますが、大型書店ならまだ返品されずに残っているかもしれません。
Pen(ペン) 2018年 4/15 号[忘れられない写真。]@amazon
補足）ちなみに表紙の写真は深瀬昌久さんという方の作品で、超大型のポラロイドカメラで撮影されたものだそうです。
また彼の作品展が現在KYOTOGRAPHIEで開催中です。
Masahisa Fukase | Exhibitions | KYOTOGRAPHIE international photography festival
私の作品もHOTEL ANTEROOM KYOTOで展示中ですので、ついでにでもお立ち寄りいただけますと幸いです。
NEW JAPAN PHOTO EXHIBITION（KYOTOGRAPHIE KG+ 2018 特別展）展示案内