写真家 田尻健二のウェブサイト(Ver.3)。撮影した写真・展示情報・写真をはじめとしたアート情報などを掲載。今後の展示予定:2019年1月23日~2月23日 CHI-KA「QUOZ ART FEST, GPP PHOTO WEEK」、2月28日~3月3日 CP+2019 PHOTO HARBOUR内 大さん橋ホール「Photobook JP」

夢の活用は私の作品制作スタイルに合っているかも知れない

昨日、夢日記のブログに、次のようなタイトルの記事を掲載しました。
避妊の予防接種〜セクシャリティをテーマとした作品のコンセプトが明確化@夢日記・夢分析

この記事にあるように現在、夢の内容を元にした3つの作品制作を進めていますが、私にはこのように夢を活用した作品の制作スタイルが合っているように思えて来ました。
その理由は、夢が私の苦手な部分を補ってくれるからです。

コンセプト重視を志向すると、作品が説明的でつまらなくなってしまった

以前にも書きましたように、2015年あたりから私の作品制作スタイルは徐々にコンセプトを重視したものへと変化して行きました。
ところがそうして出来上がった作品の多くが、いかにも理屈っぽく説明的で、その結果いったんコンセプトが理解できれば途端に関心を失ってしまうような非常につまらないものになってしまいました。

このため、せっかく時間を作り小道具などに費用もかけて撮影した写真の大多数が、一度も発表されることなくお蔵入りとなってしまいました。
しかし私には、その有効な打開策が見出せないでいました。

作品のコンセプトを立案するために必要なリソースの大部分が既に揃った夢を見るようになった

ところが冒頭の記事にも書きましたように、昨年末から作品化したい衝動に駆られるような非常に印象的な夢をしばしば見るようになりました。
これらの夢は、見た目に非常にインパクトのあるモチーフが登場するだけでなく、優れたコンセプト作りに欠かせない複雑な社会的文脈をも備えていました。

例えば昨年末に見た夢には、男女の生殖器を備えた両性具有的な少女が登場しますが、この少女は少子化対策のために、自慰によって次々と子供を産む目的のためだけに作り出された存在でした。

また3月の夢には、恐らく事務所の命令で枕営業をさせられているらしき少女が登場しますが、その少女は自分の体を少しでも汚れから守るために、透明なビニール製の張りぼてを体に装着して事にあたっていました。

いずれの夢も、理屈抜きに衝撃的な内容であり、少なくても私の頭では到底考えつかないものばかりです。
さらにどちらも夢も、社会に宿る問題に明確に焦点が当てられています。

以上のように作品のコンセプトを立案するために必要なリソースの大部分を、既に夢が用意してくれているため、私としてはその後の作業を非常に楽に進めることができ、また途中でつまらない作品に思えてくるリスクも少なそうです。

恐らくこうした印象的かつ作品制作に適した夢を見ることは、誰にでもできるわけではないでしょうから、今後も恵まれた能力として活用して行きたいと考えています。




写真家 田尻健二
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