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ヘンリー・ピーチ・ロビンソン《臨終(消えゆく命)》の得も言われぬ魅力

一昨日、近所にある東京工芸大学の写大ギャラリーへ立ち寄り、「写真とマニピュレーション」を観て来ました。
写大ギャラリー・コレクションの中から、写真家によりプリントにコラージュ、モンタージュ、フォトグラム、ソラリーゼーション、彩色などの処理が加えられた作品をピックアップした展示です。

ヘンリー・ピーチ・ロビンソン《臨終(消えゆく命)》

会場には、写真が発明された19世紀から20世紀後半に至る、様々な時代の写真家の作品が展示されていましたが、私が最も魅了されたのは19世紀のヘンリー・ピーチ・ロビンソン(Henry Peach Robinson)の作品でした。
こちらがその作品《臨終(消えゆく命)》です。

ヘンリー・ピーチ・ロビンソン《臨終(消えゆく命)》
著作権消滅済につきパブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

写大ギャラリーで見た復元プリントは、これほどコントラストは高くありませんでしたが、ひと目見て不思議な魅力を感じました。
「不思議な」とは、自分がどのような点に魅力を感じているのか、上手く言葉にできないためです。

写実性が低い作品から臨場感を感じるという矛盾

例えばこの作品からは、自分がその場に佇んでいるかのような臨場感を感じます。
しかし19世紀の解像力が低い、したがって写実性も低いはずの写真からは、本来生々しい臨場感が感じられるはずがありません。
つまり私が感じる印象は、作品の物理的な特性とは矛盾しているのです。

したがって自分がどのような点に感銘を受けたのか、認識・言語化して行くのが今後の課題です。

展示は1月13日(月)までですので、お見逃しなく。

「写真とマニピュレーション」 | 写大ギャラリー

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