先週のギャラリー当番の際に、現在開催中の「平岡直生 Making Memories」を拝見しました。
ギャラリーメンバーの平岡さんのドローイングの展示と、彼が勤務するアトリエ響のメンバーの方々のグループ展です。
桑原詠子さんの作品の感想
アトリエ響のメンバーの方の作品の中で、一番印象に残ったのがこちらの桑原詠子さんの作品です。
画材はクレヨンかクレパスと思われますが、他の方がいずれも風景や人物などを描いていたのに対して、桑原さんだけはご覧のように目のようなものだけを何十枚も描いていました。
しかもストロークも、垂直線が少しカーブしたもので統一されています。
どのような意図でこのような造形を描かれたのか、とても興味を持ちました。
またレイアウトも桑原さんご自身でされたのか、それとも平岡さんによるものなのか定かではありませんが、赤を基調としながらも色とりどりのドローイングがブロック状に並べられた状態は、壁面の余白とも相まって、とても美しく感じられました。
展示は6月28日(金)・29日(土)の2日を残すのみとなりましたが、お時間がございましたら両国のART TRACE GALLERYまで足をお運びください。