いつもアートフェアなどでお世話になっているEINSTEIN STUDIO様主催のコンペ「JAPAN PHOTO AWARD」の申し込み期限が12月2日と迫って来ております。
当初はEinstürzende Neubautenの1stアルバム『Kollaps』を素材とした新作で応募する予定でした。
しかし様々な工夫を凝らしても想定通りの作品に仕上げることができませんでした。
そこでJAPAN PHOTO AWARDには、先日の個展「症状の肖像」の展示作品の中のTrioバージョンを説明文、つまりステートメントを次のように変えて応募することに致しました。
指示1:何らかの症状を感じ取り、その衝動に身を任せると共に、その衝動を押さえつけるような力をも同時に感じ取る
指示2:他の演者のことも意識する
またステートメントの修正に合わせて、作品タイトルも「症状の肖像」の部分を「症状、制止」と「症状、制止、再介入」に変更することに致しました。
ずいぶん奇妙なステートメントと思われるかもしれませんが、意図は自分の考えという主観的・恣意的な要素ではなく客観的、つまり明確な事柄のみを提示するというものです。
その理由は、今回の個展で様々な方からご感想をいただけたことで、それまでは無自覚でしたが、自分が作品制作を通して「実際には何を行なっていたのか」をハッキリと自覚したためです。
その具体的な内容は大部になりますので、別の機会に譲ります。