写真家 田尻健二 ART TRACE GALLERY 共同運営スタッフ

Biography

1966年北海道生まれの田尻健二は幼少期より画家の親戚の多大な影響を受け、その親戚の家にある画集を暇なし眺め、昆虫や工場の絵を描いたりしながら育つ。
2013年に参加した写真のワークショップでのグループ展を契機にアーティストとしてのキャリアをスタートした彼は、その2年後に入学した京都造形芸術大学で様々な芸術ジャンルに魅せられ、そこからインスピレーションを得た作品を制作し始める。現在も彼は人文科学全般に関心を示し、そこから得た知見を元に毎回新しいコンセプトによる作品を制作し続け、近年は展示自体の構造面や、造形芸術と他のメディア、特に舞台芸術との関連性にも関心を寄せている。
また彼の写真はよく絵画的と称されるが、それは幼少期から培われた構図その他の感性が無自覚にも反映されたものに違いない。